ダニーさんの話を聴く会
- 上の助空五郎・Soragoro Uwanosuke

- 1月15日
- 読了時間: 6分
2026年が始まった。
正月は息子の木蔭と寄席へ。マジック(奇術)が見たいと言うので、仕方ねぇ寄席でも行くかと少々自分の好みに偏っているとは思いながらも、演芸場へ行った。9歳男子は落語はまだ分からないなりにも、噺家さんの喋りの間、緩急、顔の表情、声色に反応してクスクス笑っていた。漫才も面白かったようで、当初の目的のマジックよりも楽しんでいたような、初体験の浪曲はどう感じただろう?
自分も子供の頃、さすがに高山に寄席はないが、親に連れられて演劇や音楽コンサートはよく観に行った覚えがある。あの時の劇場の空気感、声、驚き、笑い、間と静けさ、歓声と拍手の音などは、感覚的だがはっきりとした記憶として身体に残っている。いつだったか、市民文化会館の大ホールでお芝居を観た後、ホールからまだ出たくなくて、客出し時にこっそりホール客席椅子の下に隠れたことがあった。全員が外に出たあと静かな劇場で舞台のバラシが始まり、その音を聴きながら寝転んでいたらそのまま寝てしまい、子どもがいなくなった!と大騒ぎになったことがあった。何の演劇だったかは忘れてしまったが、楽しかったという感覚と椅子の下の床が冷たくて気持ちよかったという感覚だけは残っている。親に叱られた記憶も。
「楽しい」という感覚は本当に大事だなと思う。楽しさは人の心を開く。緩める。帰り道についスキップしてしまう。羽が生えたように解放され自由にしてくれる。楽しいという感覚のお陰でヴォードヴィリアンにまでなってしまった。
コメディエンヌのオオタスセリさんが、楽しいことしか広がっていかないと言ってみえたが、本当にそう思う。みんな楽しいことが好きで、楽しささえ共有できれば人は繋がれる。
But....
新年早々、楽しくないニュースばかりが飛び込んでくるのである。トランプ大統領のベネズエラへの軍事侵攻。議会も通さず大統領の独断で他国を攻撃し、その国のリーダーを拘束し、挙句の果ては石油は俺のものだと言ってる。ICE(United States Immigration and Customs Enforcement / アメリカ合衆国移民・関税執行局)職員に撃たれて女性市民が亡くなるニュース。イランでの反政府デモで3千人超の市民が亡くなったニュース。日本では大義名分のないまた急な衆議院解散総選挙。
物々しい雰囲気だけは蔓延しているが、それは戦争や不正を起こす主要国の政治家リーダーたちの嘘を覆い隠すためで、目を凝らせば彼らのウソが透けて見えてくるようだ。
昨年の10月の停戦以降、パレスチナ・ガザの子どもたちが100人以上なくなったと聞いた。停戦の意味は何なのか。大人の嘘が子どもを殺して続けている現実。世界で今何が起きているのか。本当のことなんてのは、誰にも分からないのかもしれない。ましてや何が正義なのかなんて誰にも決められない。ただ、今失われようとしている命にたいして行動は起こせる。失われそうな人間性だけは取り戻したい。
遠い国の話でもない。知らないふりをしていられなくなってきた。対岸の火事と思っていた出来事が漏れ出した石油に火がついてこちらの岸にも到達しそうだ。
いかなる国も、他国もしくは自国民に対して軍事的な脅威をもって圧制するのは間違っている。それを実行、仄めかす(アメリカ、ロシア、イスラエル、中国、イラン)すべての国の政治家に反対する。どうか日本はその道を歩まないでほしい。
平和的なユダヤ人と、植民地主義シオニストの違い。憎しみと差別。無意識に抱く差別意識。中国政府と中国の人。民主主義と国粋主義。
色々な国に友達がいることの尊さ。
10年後にこの国がどうなっているか、どうなってほしいか、今考えたいと思います。日本が戦争に参加しないために、息子の世代が徴兵されないために、息子がいつかこのことに疑問を持った時に話せるように。
戦争だけは嫌!とか、戦争絶対反対!!!という言葉だけで終わらせない、平和にも工夫が必要だと思うんです。チャップリンはヒトラーさえも笑わせようと映画・独裁者を作った。ジョンレノンの愛の歌はニクソンも思わず口ずさんだ。平和がもっと平和になるために、平和が真面目をやめてもっとふざけるために、楽しいという感覚が人を繋げると信じて、まずはこんな企画をやります。
ダニー・ネフセタイさんのトークショーを高山で企画しました。冬の高山。高山図書館でやります。ダニーさんの事と企画への思いはチラシに書いたものを下に再掲します。ダニーさんの話、面白いですよ。近くからも遠くからもぜひ。
沢山の方に聴いて欲しい企画です。

「ダニーさんのはなしを聴く会」
イスラエルによる軍事占領が続くパレスチナの状況をニュースで見ながら、人権が蔑ろにされる日常風景には言葉を失います。毎日スマホに流れてくる爆撃の映像、街が破壊され、人間が人間を撃ち、子どもたちが瓦礫に埋まる映像。スマホを持ち始めた頃、これほど生々しい人間の所業を目の当たりにする日がくるとは予想だにしませんでした。何もできない自分の無力さに絶望する日々を送りながらも、この現実に麻痺してはいけないと思いました。
FREE GAZAのワッペンを上着の胸に付けていたら声をかけてくれたのが宮澤さん。同じ気持ちの人と話すことで気持ちが少し落ち着きました。そして宮澤さんが紹介してくれたのがダニー・ネフセタイさんでした。 イスラエル生まれのダニーさんは、もう40年埼玉で家具作家をしながら、講演活動もされています。パレスチナとイスラエルで何が起きているか、どうして戦争してはいけないのか、自身がイスラエル軍の元パイロットだった経験も語りながら「武力で作れる平和はない」とメッセージを発信し続ける ダニーさんに会いたくなりました。
飛騨高山で、「ダニーさんの話を聴く会」を企画しました。 ダニーさんの講演は岐阜県内では初です。いま中東で実際に何が起きているのか知りたい、パレスチナとイスラエルの歴史を知りたい、心痛めながらも平和に何か貢献したい、色々な立場の方々に聞いていただきたい講演です。
自分の地元でこの企画を思い立ったのも、今や外国人観光客が毎日多数訪れる高山という街で、遠い海の向こうの国や知らない誰かの気持ちに思いを馳せ、隣の人と話すきっかけを作り、何とか平和への糸口を見つけたいと思ったからです。
真冬の高山、本町では「二十四日市」も賑わう日の午後、高山図書館でパレスチナを思う日です。
ダニーさんの話を聴く会 中澤吾朗
1月24日(土)飛騨高山
「ダニーさんの はなしを 聴く会」
イスラエル生まれ、埼玉県在住の木製家具作家、平和活動家のダニーネフセタイさんの話を聴く会
時間:14時~16時(開場13:45分)
会場 高山市図書館燥章館 岐阜県高山市馬場町2-115 (駐車場あり)
参加費 1000円
申し込み 電話0577-34-5356(ピースランド)
mail goronkzw@gmail.com
※ダニーさん書籍販売あり
出店
◆ 絵本屋ピースランド
◆ think
暮らしを豊かにする日用品と量り売りのお店 think です。 高山市国府町にて ゼロウェイストや気候危機をはじめ social good ideasをthinkする きっかけづくりをしています。 パレスチナや戦争について 知り、考え、アクションし続けることを やめない、あきらめない。
カンパの協力もお願いします。

1/24の夜は中ムラサトコさんとのライブもピースランドでやります。こちらも是非ご参加ください。

2026年1月24日(土)高山 「真冬の夜にピース」
出演:上の助空五郎(歌、ウクレレ、演芸)、中ムラサトコ(歌、オルガン)
18:00オープン 18:30スタート
予約制 3,000円(1d 別)
希望者はライブ後にダニー・ネフセタイさんを囲んで打ち上げ、懇親会あり
予約: 0577-34-5356(ピースランド)
場所:こどものほんや ピースランド 岐阜県高山市愛宕町8



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