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ひだびとの唄とは?

今年の大一番、Just A Sorago 2023ツアーがいよいよ始まります。


11/7名古屋、11/11高山、11/12関、11/24と25東京で行います。


毎日稽古、創作、宣伝。秋の空の青さを見上げては現実逃避をして、また我に返りメンバーとのリハーサル、構成を練り直し、また宣伝。もうすぐだ。


今年のテーマは「ひだびとの唄」


なんのことだろう?と思ってる方も多いと思うので少し説明させていただきます。

(昨年2022のザムザ阿佐ヶ谷より)


僕の地元は岐阜県飛騨地方の高山市です。ひだびとの唄=飛騨人の唄、つまり飛騨の民謡のこと。


小学生の頃に地元で民謡の太鼓や踊りを習っていました。廣野真美さんは高山の芸者さんで、演歌歌手で、僕の民謡の先生でした。今思えば一番長く続いた習い事で、日本舞踊も習いました。中学を卒業するまでやったかな。その後は高山を離れて暮らし始めて民謡からは遠ざかっていました。


時は経ち2018年にまた高山に住み始めた頃、地元の夏の盆踊りで"飛騨やんさ"を聞いた時、あぁ!いいなと思ったんです。子供の頃の記憶がぶわっと蘇ってきてまた歌いたいと思いました。


ライブでウクレレで自分なりの"飛騨やんさ"を唄うようになり、他にも高山音頭や五ヶ村音頭なども微かに覚えていた節と文句をたよりにまた練習しました。


飛騨の民謡を調べていくうちに一冊の本に出会いました。まさに今回のタイトルになっている本。それが「ひだびとの唄」。


ま、まさか、まさかの実の叔父が書いた本でした。45年前、叔父ぃオズボーンこと堀尾雄二が飛騨各地の民謡を訪ね調べ、テープに録音し、採譜して記録した本でした。相当な時間と労力。本当に素晴らしい内容で、知らなかったのがショックなぐらい、今の自分の興味と創作にダイレクトに突き刺さってくる一冊でした。



時を同じくして、野麦峠に劇場がスタートしました。元々廃校だった建物を知り合いが市から買い取り、修繕し、峠から一番近い劇場を作りました。劇場の皮切りのイベントとして行われたのが2022夏の盆踊り。飛騨やんさを唄って音頭をとって欲しいと頼まれた時、ひょっとしたら野麦にも独自の盆踊りがあるんじゃないかと思いました。


本を調べるとやはりありました。「野麦イササ」。堀尾雄二が採譜した譜面と文句が本にあったのです。すぐに叔父を訪ねました。事の経緯を説明すると、当時カセットテープに録音した古老の肉声を聴かせてくれたのです。ここまでの流れ、簡単に説明しすぎてしまいましたが、はっきり言って奇跡でした。

今年2023年の1月から毎月「かわりばんこの唄」という飛騨の民謡を練習する会を開き、有志と共にイササを唄い踊り始めました。独特の節回しが難しい唄なんですが、味わい深い音節が癖になるのです。噂を聞いて飛騨民謡をやりたい人が集まってきました。嬉しかったのは野麦の集落出身の80代、90代でイササを唄える、踊れる方々が練習会に来て教えてくださったことです。


奇跡の連続でした。そのおかげで野麦イササは半世紀ぶりに復活したんです。野麦イササを盆踊りで踊ることができました。


今回のショーでは叔父さんの話と、野麦イササのエピソードを語りながら、飛騨民謡をアレンジを新たに加え、バンドで歌います。飛騨にあるたくさんの民謡を掘り起こしたい。叔父が残した記録をもう一度"生きた唄"にしたい。民謡歌手のようには歌えないけれど、自分らしく唄うことで、世代を超えて人々に興味を持ってもらえるかもしれない。誰が歌ってもいい、それが民謡。輪を囲み、誰かが一人歌い出せば踊りが始まる。祭りになる。人間が作りだせる平和ってこういう事なんじゃないかなと思いました。


今、民謡クルセイダーズが大ブレイク中。東京でスカバンドをやっていた頃にイベントでよく一緒になる仲間だったので本当にすごいなと思います。ラテンと日本民謡って江利チエミや美空ひばりの時代にもあったけど、クルセイダーズはさらに日本のダンスミュージックとして昇華されて広い世代を踊らせています。大阪で演歌ボッサの師匠、カオリーニョ藤原さんとライブした時にAgathaさんに出会って、江州音頭をオリジナルアレンジで唄っていてめちゃ面白いなと思いました。彼女にPandemic loveのアルバムにコーラスで参加してもらったのがきっかけで一緒にライブもしたりする中で日本各地の様々な民謡を知る事ができました。中西レモンさん、すずめのティアーズ、本当に感動しますよ。大リスペクト。郡上の白鳥で出会った"にゃんとこ"さんの活動も素晴らしいなと思います。自分の周りにこういう存在がいるのも大きいです。


民謡の歌詞、文句は当時の人々の生活や世相を歌っているから面白い。それが自分のヴォードヴィル、voix de ville(街の声)に通じるところがあり、新しい歌詞も作っています。唄い手の数だけ文句、歌詞があるんですよね。七七七五調の風刺。


全ては出会いから始まりました。出会ってしまったら、興味を持ってしまったらもう仕方ない。止まらないよね。興味と実演。叔父の本に出会ってからは半分ぐらい使命感に突き動かされているところもありますが、とにかく民謡が飛騨民謡が面白いです。ぜひ野麦イササを聴きに来てください。


そしてやはり、自分はワールドミュージックが好きだな。ルーツミュージック(世界各地の土着の音楽)が好きなんだな。(山下清風に)それもいまの民謡に繋がったんだなと。ジャグバンド(中杉ストンパーズ)をやり、Baron&Jordon、世界一周楽団でやってきた音楽、swing jazz, ska, reggae, hiphop, bossa nova、今回のショーにも全部生きています。ルーツ音楽を聴いてできたオリジナル曲もたくさんあります。今回は昔のオリジナル曲もやります。


飛騨弁ボサノヴァも、ポルトガル語と飛騨弁の出会いから始まったな。サルボボッサどうぞお楽しみに。ぜったい観てね、会場でお待ちしております。詳細と予約は↓ 

あんたがたボサさ(2022年)


Pandemic Love(2021年)

配信はこちら

CDはこちら





上の助空五郎 Just A Soragoro ツアー2023

「ひだびとの唄」


【名古屋】得三

11月7日(火)開場18:00 / 開演19:00

出演:上の助空五郎・照喜名俊典

愛知県名古屋市千種区今池1丁目6−8 今池スタービル 2F

052-733-3709


【高山】日下部民藝館

11月11日(土) 開場18:30 / 開演 19:00

出演:上の助空五郎・照喜名俊典・関根真理

岐阜県高山市大新町1-52

0577-32-0072


【関市】高橋商店

11月12日(日)開場17:00 / 開演 18:00

出演:上の助空五郎・照喜名俊典・関根真理

岐阜県関市栄町3-7-30

0575-25-0680 


【東京】ザムザ阿佐ヶ谷 2days

11月24日(金)開場18:30 / 開演19:00

"空五郎弾き語りショー" トリオ編成

出演:上の助空五郎、照喜名利典、南勇介


11月25日(土)開場 17:30 / 開演 18:00

"Caragoro" / カラゴロ スペシャルバンド編成

出演 : 上の助空五郎・見谷聡一・南勇介・ふーちん・近藤哲平

東京都杉並区阿佐ヶ谷2-12-21 ラピュタビルB1F

03-5327-7640


【チケット料金】 全席自由 

料金:一般前売り3000円 / 当日3500円 / 小中学生1000円 (未就学児無料)

東京公演2日間通しチケット 前売り5000 / 当日6000円


予約方法

カンフェティ(電子チケット)



全公演予約専用メール(チケット取り置き)

sekai.ticket@gmail.com (題名に日付と時間、本文に名前と人数、連絡先を明記して予約)



【出演者日程】

上の助空五郎(vo, ukulele, guitar, vaudeville)

照喜名俊典(euphonium, tuba)11/7,11,12,2

関根真理(percussions)11/11,12

見谷聡一(percussions)11/25

南勇介(contrabass)11/24,25

ふーちん(drums)11/25

近藤哲平(clarinet)11/25






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